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カメラの大林オンラインマガジン プロ写真家レビュー! 写真家 吉住志穂 × 身近な花の撮影方法

写真・文:吉住志穂/編集:合同会社PCT

花の季節到来! 吉住志穂の花撮影テクニック

「花のこころ」をテーマに、さまざまな花を撮影する吉住志穂さん。今回は花を撮るうえで気をつけたいポイントなど、美しく表現するために必要な吉住流の撮影方法をお話しいただきます。皆さんが持っている機材で、まずは身近な花の撮影から始めてみましょう。

吉住志穂(よしずみ・しほ)
1979年東京生まれ。日本写真芸術専門学校卒業。写真家の竹内敏信氏に師事し、2005年に独立。「花のこころ」をテーマに、女性ならではの視点で捉えた作品を数多く発表している。誌面への掲載やWEB動画出演のほか、写真展も多数開催。2021年秋にはTAギャラリーにて写真展「夢」を開催。日本写真家協会(JPS)会員、日本自然科学写真協会(SSP)会員。

はじめに

花は身近にある、とても素敵な被写体です。カメラを趣味にしたばかりの方には、手軽にチャレンジできるのでおすすめです。私は写真を撮り始めてから約30年経ちますが、花の魅力に取り憑かれ、自分を表現するためのモチーフとなっています。四季ごとに旬の花があり、花屋さんの切り花や庭で育てる花、野や山の花と、色や大きさ、形も違ってそれぞれとても個性があります。そんな素敵な花々を、今回は自宅と庭というシーンに分けて撮ってみましょう。

OM SYSTEM OM-1とM.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO

使用する機材はカメラと標準ズームがあれば撮れますが、小さな花をクローズアップするのであればマクロレンズがあると便利です。マクロレンズは単焦点レンズなのでズームはできませんが、被写体に近づいて大きく写すことができるのが魅力です。

背景をボカす場合は、望遠ズームレンズや絞り値の明るい単焦点レンズもおすすめです。それぞれ特徴が違うので、うまく使い分けられるように記事の中で解説していきます。私が外に撮影へ出かける時は標準ズームと望遠ズーム、マクロレンズが常備アイテムなのですが、「花に寄る」「遠くの花をアップで写す」「花風景を写す」といったバリエーションが欲しいので複数のレンズを持っていきます。今回は自宅の部屋と庭で撮影するイメージですので、皆さんがお手持ちの機材で始めてみましょう。

室内で花を撮ろう!

まずは自宅の部屋で花の撮影に挑戦しましょう。自宅であれば取扱説明書などの資料を見ながら、落ち着いてカメラを操作できるのがいいですね。窓がある部屋なら、特別なライティングは必要ありません。花を窓辺に置いて、窓に向けるようにセッティングしましょう。初めはプログラムオートでも構いませんが、ボケを作るのであれば絞り優先オートでの撮影を基本にしましょう。ダイヤルやボタン操作で絞り値(F値)を小さくすれば背景はボケやすくなります。

カメラを買うとセットでついてくる、キットのズームレンズで撮影しました。

全体を写すのもいいですが、ここでは花が目立つようにズームレンズの望遠端で撮影してみました。望遠で撮ることにより大きく写るだけでなく、背景もボケてくれます。背景をボカすには「絞りを開ける」「花に近づく」「望遠系のレンズを使う」「主役と背景が離れている」という4つの要素が必要になります。ぜひ覚えておいてください。

近づいて写すと背景がボケて写ります。

【撮影データ】OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・42mm(35mm判換算84mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/100秒)・+2.7EV補正・ISO1600・WBオート

「窓に向かって撮る」ということは逆光になります。被写体の後ろから光が当たる状態です。逆光は暗く写るからと避ける方がいますが、露出補正をプラスにすれば明るく写すことができます。ここでは+2.3EVの大幅な補正をかけました。すると見た目以上に明るくなり、ハイキーに仕上がりました。

【撮影データ】キヤノンEOS 7D・EF50mm F2.5 コンパクトマクロ・50mm(35mm判換算80mm)で撮影・絞りF2.5・AE(1/5秒)・+2.3EV補正・ISO100・WBオート

順光は花の正面から光が当たるので明るい部分もできれば、影になる部分もできるのでコントラストが高くなり、硬い印象になります。しかし、逆光は手前側すべてが影になるのでコントラストが低く、フラットな雰囲気になります。やわらかな印象で撮りたい時は、直射日光が強く当たる場所は避けて逆光で撮影しましょう。

全体が明るい調子の画像をハイキーと呼び、逆にこの写真のように暗めの調子の画像をローキーと呼びます。露出補正を失敗してオーバーやアンダーになったのとは違い、トーンを残しつつ成立しているといった差でしょうか。窓から強い光が差し込んで床に影を落としていました。それに重ねるように花をシルエットにして写しました。シルエットになっても花とわかる形状のものが望ましいです。

【撮影データ】OM SYSTEM E-P3・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・30mm(35mm判換算60mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/250秒)・ISO200・WB日陰

テーブルフォトを撮る時、被写体を斜めから狙うことでボケを作ることができます。レースの布地の上に切り花を置いて、斜め上から写しました。奥行きを利用することで距離の差が生まれ、茎の下の方がほんのりとボケてくれました。ここでは絞り値の小さい単焦点レンズを使っています。絞り開放のF1.8で撮ることで、標準ズームレンズよりもボカすことができます。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M1・M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8・45mm(35mm判換算90mm)で撮影・絞りF1.8・AE(1/100秒)・+1.7EV補正・ISO200・WBオート

画材屋さんなどで売られているカラーボードの上に、カメラ型のアクセサリーと花を並べました。真上から平面的に写せば、絞りを開けていても全面にピントが合うので、全体的にシャープに写すことができます。ピントはフォーカスエリアの一点で合わせていますが、実際には面で合います。常にピントの面を意識しておくことは、ボケをコントロールするうえでとても大切です。

【撮影データ】キヤノンEOS Kiss X6i・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM・62mm(35mm判換算100mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/8秒)・ISO100・WBオート

ホワイトバランスで写真の印象は大きく変わる

窓から日光が差さない室内の場合、室内の照明によって色合いが変化します。その光の色をそのまま写すのか、補正するのか、はたまた色を加えるのかをホワイトバランスを使って切り替えてみましょう。
まず、ホワイトバランスの項目にはオート、晴天、曇天、日陰、電球などがあります。オートはカメラが判断して自動で補正され、曇天は晴天よりもオレンジ色がやや増し、日陰はさらにオレンジ色が強くなり、電球は青色が増します。いずれも光源の色を補正して、白いものが白く写るように設定されています。

ここは少しオレンジがかった照明の室内でした。オートは便利ですが、オレンジ色が補正されると電球特有の温かみのある雰囲気がなくなってしまいました。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIII・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・14mm(35mm判換算28mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/60秒)・ISO2000・WBオート

WB晴天は見た目に近い印象です。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIII・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・14mm(35mm判換算28mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/60秒)・ISO2000・WB晴天

WB曇天

【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIII・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・14mm(35mm判換算28mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/60秒)・ISO2000・WB曇天

WB日陰

【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIII・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・14mm(35mm判換算28mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/60秒)・ISO2000・WB日陰

WB電球

【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIII・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・14mm(35mm判換算28mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/60秒)・ISO2000・WB電球

しかし、実際よりもオレンジ色が増したWB曇天が温もりを感じるので好みです。ホワイトバランスを変えるだけでも印象がガラッと変わりますね。

カメラのフィルター効果を駆使した作品づくり

カメラには、さまざまなエフェクトをかけるフィルター効果機能が備わっているものがあります。機種によってその機能は異なり、搭載していないカメラもありますが、私の使っている機種にはいろいろな種類のフィルターが備わっていて花の撮影にも使っています。

一番のお気に入りはソフト系のフィルターです。画面全体がやわらかな雰囲気になり、花はもちろん、スナップ、ポートレート、夜景など、さまざまなジャンルの撮影でも使えます。また、周辺が暗くなって古いレンズのように写るものや、セピアトーンに変えられる機能もあります。その場の雰囲気に合わせて使い分けてみましょう。

ノーマル

【撮影データ】OM SYSTEM E-PL5・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro・60mm(35mm判換算120mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/250秒)・+1.3EV補正・ISO200・WB晴天

セピア

【撮影データ】OM SYSTEM E-PL5・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro・60mm(35mm判換算120mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/250秒)・+1.3EV補正・ISO200・WB晴天

ソフト

【撮影データ】OM SYSTEM E-PL5・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro・60mm(35mm判換算120mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/250秒)・+1.3EV補正・ISO200・WB晴天

toy2

【撮影データ】OM SYSTEM E-PL5・M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro・60mm(35mm判換算120mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/250秒)・+1.3EV補正・ISO200・WB晴天

今回は花がテーマですが、庭で摘んだミントでもこうやって撮ると作品になります。窓辺に置いたり、ボカしたり、明るく補正をかけたりと、撮り方は今までお話してきたテクニックと同じです。花の色を入れて緑が目立たなくなるのは避けたいので、窓の奥の木々や額など全体を淡い色の緑色系で統一しています。テーブルフォトは被写体を自由に組み合わせる楽しさがありますね。実際に小物を置いたり、外したりしながら納得できるまで組み合わせてみましょう。

【撮影データ】OM SYSTEM E-PL7・M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8・25mm(35mm判換算50mm)で撮影・絞りF1.8・AE(1/60秒)・+2.3EV補正・ISO500・WB晴天

手鏡に映して撮影。鏡は被写体を映しますが、そのピントの位置は実物の花とも鏡の表面とも違うのです。そのため、鏡に映った花にピントを合わせると、それ以外はボケて写ります。テーブルクロスの奥側にピントが合っていることからもわかるように、鏡よりも奥の位置にピントが合った状態です。置き型のおしゃれな手鏡があるとこのような撮影もできるので、一度チャレンジしてみてください。

【撮影データ】OM SYSTEM E-PL7・M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8・25mm(35mm判換算50mm)で撮影・絞りF1.8・AE(1/60秒)・+2.3EV補正・ISO500・WB晴天

庭で花を綺麗に写そう

ここからは庭の花を写してみましょう。自分で育てた花は綺麗に写して残したいですよね。また、各地にある大規模なガーデンはもちろん、自慢のお庭を開放する個人ガーデンも増えてきています。大自然とは違う、小さな花たちの世界を切り取ってみましょう。基本的な撮り方は室内の花と同じですが、花壇に立ち入ることができないこともあるので、望遠系のレンズがあると離れた花もアップで撮れます。また、天候によって光が変わるので、光の強さと光が当たる方向は常に気にしておきましょう。

バラの花びらは立体的なので、強い光が当たるとコントラストが高くなります。写真を見ると花びらの先端は明るく、奥の部分は暗くなっていることがわかります。

【撮影データ】OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO・90mm(35mm判換算180mm)で撮影・絞りF3.5・AE(1/500秒)・+1.7EV補正・ISO400・WB晴天

手で影を作って撮影。光を遮ってしまえば花全体が影になり、光はフラットな状態になります。ちょっとした工夫でやわらかい印象の写真に仕上がりました。光を遮るのは手でも可能ですが、ある程度面積が大きいと撮影しやすくなるのでミニレフ板か白い厚紙を折り畳んで持っておくといいでしょう。

【撮影データ】OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO・90mm(35mm判換算180mm)で撮影・絞りF3.5・AE(1/500秒)・+1.7EV補正・ISO400・WB晴天

光を遮り、ダリアを真正面から撮りました。マクロレンズを使っているので、通常のレンズよりも被写体に近寄れます。また、寄ることは前の項目で解説したように、ボケの4つの要素のうちのひとつです。マクロレンズで花に迫れば、花びらの先端だけがシャープに写り、それ以外はボケる写真が撮れます。

【撮影データ】OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO・90mm(35mm判換算180mm)で撮影・絞りF4・AE(1/400秒)・+1.3EV補正・ISO400・WB晴天

この写真もマクロレンズで撮影しています。マクロレンズは小さな花を大きく写せるだけでなく、バラやチューリップなどの少し大きめの花の美しい形を切り取ることもできます。私はチューリップのカーブの部分が好きで、花の色を変えたり品種を変えたりして、毎年撮影をしています。

【撮影データ】OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO・90mm(35mm判換算180mm)で撮影・絞りF3.5・AE(1/200秒)・+2EV補正・ISO500・WB晴天

桜やヒマワリを見上げることはありますが、草花を見上げることは少ないのではないでしょうか。それゆえ、ローアングルで撮った写真は昆虫の目線のようになり、とても新鮮に感じられます。低い位置にカメラをセットする必要がありますが、寝そべらないとなかなか見上げることができません。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M1 MarkII・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO・12mm(35mm判換算24mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/3200秒)・+1EV補正・ISO400・WB晴天

しかし、可動式の液晶モニターを搭載したカメラであれば、地面スレスレの位置にカメラをセットしながらフレーミングを確認できます。また、下から見上げるので、望遠レンズではアップになりすぎて一部分しか写りません。標準ズームレンズのワイド側や広角ズームレンズなど、広い画角のレンズを使用すれば空まで広く写せます。

菜の花畑に一輪だけヤグルマギクが混ざり込んでいました。黄色一色の中で一点の青が目立ちます。ボケは被写体の背景だけでなく手前側にも現れ、これを前ボケと呼びます。前ボケを作るには背景をボカすための「絞りを開ける」「焦点距離の長いレンズを使う」に加え、「前ボケになる花に近づく」「主役と前ボケになる花が離れている」という条件が必要になります。全体をボケで包み込むことができるので、背景のボケの写真よりもいっそうふんわり感がアップします。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M1 MarkII・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO・150mm(35mm判換算300mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/400秒)・+2EV補正・ISO200・WB晴天

前ボケは花のクローズアップに限らず、おしゃれなガーデンをスナップ的に撮る時にも使えます。ベンチを主役にしつつ、手前や奥のバラをボカして写しました。開放絞り値が明るい標準画角のレンズを使えば、人が見た風景に近い印象でありながら、肉眼では見られない自然なボケを作り出すことができます。洋風ガーデンには素敵なオーナメントが置かれており、それらを主役に花をボカして彩りを添えたり、ふんわりとした感じを出せます。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M1 MarkII・M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8・25mm(35mm判換算50mm)で撮影・絞りF1.8・AE(1/1000秒)・+1EV補正・ISO200・WB晴天

多重露出で非現実的な雰囲気を演出する

多重露出を使って、洋館の窓と庭の花を重ねました。多重露出のポイントは「黒色に乗って、白色には乗らない」ということです。白い紙に絵の具を塗っていくとどんどん色が重ねられますが、黒い紙には色が乗りません。写真はその逆で、光が重なるほど白色が強まります。ですから、いくら白色に何かを重ねても白のままになってしまいます。多重露出では花が乗る黒い部分が必要になります。





【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIV・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・42mm(35mm判換算84mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/1250秒)・-0.3EV補正・ISO200・WB晴天

メイン部分が窓からガゼボに変わりましたが、重ねた花の写真は同じです。こちらも明るい部分は花が反映されず、濃度の高い建造物の部分にくっきりと花が写っています。多重露出はアイディア次第でいろいろな撮り方ができます。





【撮影データ】OM SYSTEM E-M10 MarkIV・M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ・14mm(35mm判換算28mm)で撮影・絞りF5.6・AE(1/60秒)・+1EV補正・ISO200・WB晴天

前の2カットはピントが合った花と建物の画像を重ねた例ですが、こちらはピントが合ったバラとバラをボカした赤色を重ねました。一見、多重露出の写真ではないように感じますが、葉っぱまで赤いので普通の写真と違うのはわかるかと思います。花はシルエットで撮影しているので黒く、そこに花の色が重なったというわけです。

【撮影データ】OM SYSTEM E-M1・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO・150mm(35mm判換算300mm)で撮影・絞りF2.8・AE(1/320秒)・+1.3EV補正・ISO320・WB晴天

今回のカメラ・レンズ

OM SYSTEM OM-1
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OM SYSTEM E-M10 MarkIV
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M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
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M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO
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M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
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M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
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M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
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M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
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愛用のカメラバッグ

まとめ

今回は自宅の部屋で撮る花と、庭で撮る花の2テーマに分けてお話ししてきました。背景のボカし方や露出の選択、光の選び方などの基本から、前ボケ、ホワイトバランスの設定、多重露出など応用的な内容にも触れています。花は皆さんの身近にあり、誰でも撮れる被写体と最初に書きましたが、突き詰めていけばいくほど奥深い被写体でもあります。初心者の方は花でたくさん撮り方の練習をしてください。中・上級者の方は花をモチーフに、自分の個性が出る撮り方を模索してはいかがでしょうか。これから花の美しい季節を迎えます。ぜひカメラを持って、いろいろな花を撮ってみてくださいね。