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カメラの大林オンラインマガジン プロ写真家レビュー! 第五弾! フォトグラファー 北山輝泰 × 星景撮影

写真・文:北山輝泰/編集:合同会社PCT

星景写真家が教える!冬の星空撮影ポイント

いま、もっともホットな被写体の一つが、星空と地上風景を一緒に写した夜の風景写真、そう、星景写真だ。今回は、星景写真家の北山輝泰氏によるハウツー記事をお届けします。冬の星空撮影における機材選び、撮影法、注意点など役立つネタが満載。今冬、あなただけの傑作をものにしよう♪

北山輝泰(きたやま・てるやす)
星景写真家兼ビデオグラファー。1986年、東京生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、福島県に移住し天文インストラクターとなる。その後、天体望遠鏡メーカーに転職し、営業マンとして7年勤務した後、星景写真家として独立。現在は天文雑誌「星ナビ」のライターをしながら、全国で写真講師の仕事を行う。OM SYSTEM ゼミの講師や、ソニーαアカデミー銀座校、大阪校、オンライン校にて定期的に授業を行う。2018年より星景写真を始めとした夜の被写体の撮影について、座学・実習を通し学んでいただく「ナイトフォトツアーズ」の運営を始める。
https://kitayamateruyasu.com


2020年の初夏に話題となったネオワイズ彗星。機上から撮影。

【撮影データ】SONY α7Ⅲ・FE 20mm F1.8G・20mmで撮影・絞りF1.8開放・0.8秒・ISO12800・WB蛍光灯・RAW+JPEG

自己紹介

はじめまして。星景写真家の北山と申します。この度ご縁がありまして、こちらで記事を執筆させていただけることになりました。簡単に私の自己紹介ですが、私は10年以上前から星空を専門に撮影を行なっております。天体望遠鏡を使った天体写真や、小型の赤道儀とカメラを使って星座写真なども撮影しますが、今は星空と風景を一緒に撮影する「星景(せいけい)写真」を専門に撮影しています。私が考える星景写真の楽しさは、ただ星空と風景を撮るのではなく、ロケーションハンティングで自分が撮りたい風景を探し出し、その風景に自分が撮りたい星空が重なるタイミングを調べる計画性にあると思っています。最終的に天気が味方をせず、撮れ高ゼロというツラい経験も多々ありますが、狙い通りの一枚が撮れた瞬間は言葉にできない感動があります。ぜひその魅力を多くの方に知っていただきたいと思い、個人的にワークショップなども企画しておりますので、ご興味ある方はぜひ私のHPなどもご覧いただければと思います。

さて、今回は冬の星景写真撮影というテーマで、撮影の注意点や撮るべき被写体などについてご紹介したいと思います。ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

冬の星空のポイント

冬の印象といえば、とにかく「寒い」の一言に尽きるでしょう。私自身、一年を通して冬が一番過酷な撮影になることを否定できません。ですが、晴れた日の夜は、その寒さを忘れてしまうほどの美しい星が見られるのもまた事実です。例えば、星座の中で最も有名なオリオン座は冬を代表する星座ですが、明るい星で構成されているため、市街地でも簡単に見つけることができます。空が暗いところに行くことができれば、オリオン座周辺の冬の星座たちも見つけることができるでしょう。ちなみに、星の明るさは等級で表しますが、一等星と呼ばれる明るい星は21個あり、そのうち7個は冬に見ることができます。

また、冬は日照時間が短いため、その分、長い時間星を見ることができます。夕飯の前にちょっと星空を見上げてみたり、朝少し早起きをして星空を見たり、気軽に星を見ることができるのも冬ならではの特徴でしょう。年末年始のお休みなどを利用して、ご家族やご友人と星空を見に行かれるのもいいかもしれませんね。

冬の星空を撮影する際の注意点

さて、冬の星空のポイントを簡単におさらいしたところで、実際に撮影する場合の注意点についてご紹介します。まず何より大事なのは、撮影者自身の防寒です。せっかく良い場所に行き、目の前に満天の星が広がっていたとしても、寒さに耐えられなければ撮影チャンスを逃してしまいます。経験上、寒さは手足からやってきますので、手袋と防寒靴、靴下などをしっかり準備することから始めましょう。私が使っている手袋ですが、以前はアウターグローブとインナーグローブを重ねて使用し、効き手の指先だけが出し入れできるようにちょっとだけ改造していたものを使用していましたが、今はネット通販で見つけた高機能のカメラマングローブを使用しています。また足先は、靴下が蒸れてしまうと冷えに直結するため、汗が蒸発しやすい羊毛素材のものを愛用しています。防寒靴も足首までしっかり保護できる極寒仕様のブーツを使用しています。ここまで用意しても寒いときは寒いので、あらかじめ決めたシャッターチャンス以外は、車や宿泊場所に避難したりと、無理な撮影をしないよう心掛けています。

次はカメラですが、最近のカメラは寒さに対しても充分耐性があるため、氷点下10度以下になったとしても使えなくなるということはありません。それでもバッテリーだけは消耗が激しくなりますので、長時間撮影する場合は予備を含めて複数個準備することをおすすめします。また、よく晴れた日は放射冷却によって熱が空へと放出されてしまい、急激に冷え込むことがあります。そのような時は、レンズに霜がつきやすくなりますので、レンズヒーターなどを使い、しっかり温めてあげるのがよいでしょう。レンズヒーターも外気にさらされ続けると十分に発熱しない時がありますので、ヒーターを巻いたレンズ、そしてカメラをさらにレインカバーなどで覆うことも稀にあります。それだけしっかり対策をすれば、安心して撮影を行うことができます。余談ですが、冷え切った三脚のパイプを素手で触って張りついてしまったという経験があり、それ以来冬の撮影の際は、100円ショップで買ったスポンジを巻くようにしています。

レンズヒーター_1

私は天体望遠鏡メーカー「ビクセン」のレンズヒーターを愛用している。バッテリーの容量が少なくても長時間駆動できる優れモノだ。

レンズヒーター_2

レンズヒーターはできるだけレンズの前玉に近いところに取り付けるのが良いが、超広角レンズの場合はヒーターが写り込まないよう注意しよう。

冬の被写体

それでは、冬の被写体についてご紹介します。暦の上で冬は、12月、1月、2月のことを指しますが、12月・1月と2月とでは撮影の狙いが大きく異なるので、今回は12月から1月末までに撮れる星空について触れたいと思います。

私は、星景写真の撮影スケジュールを考える時は、必ず西の空に沈む星から調べるようにしています。それは、西が星が沈む方向で、最も優先順位が高いからです。12月初旬から下旬にかけての西の空は、私たちにも馴染みのある七夕伝説でも有名なこと座のベガ、わし座のアルタイル、そして、はくちょう座のデネブが沈んでいく様子を見ることができます。これらは夏を代表する星座ですが、季節を越えて冬でも見ることができるのは星空の面白さのひとつです。24mm以下のレンズがあれば風景と一緒にこの星の並びを撮れますので、まずはこの星が沈むまで西の空を撮影してみましょう。ちなみに、西が開けていて、かつ空が暗いところに行けば、横たわる天の川をうっすらと見ることもできるでしょう。

沈む夏の大三角形

明るい星が地平線近くにあるときは積極的にリフレクションも狙っていこう。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO・8mm(35mm判換算16mm)で撮影・絞りF1.8開放・10秒・ISO4000・WB蛍光灯・RAW+JPEG


雲間から撮りたい星が現れたときは、貴重なシャッターチャンスとなる。

【撮影データ】SONY α7 Ⅳ・SONY FE 14mm F1.8 GM・14mmで撮影・絞りF1.8開放・8秒・ISO3200・WB蛍光灯・RAW+JPEG

冬のダイヤモンド

西の空を撮影し終えた後は、180度向きを変え、東の空を見てみましょう。先ほどもご紹介したオリオン座を始めとした冬の星座が勢揃いしている様子を見ることができます。このあたりが冬の撮影のハイライトと呼べる部分なので、15mm程度の広角レンズに付け替えて、ぎょしゃ座のカペラが写るように広く撮影してみましょう。そうすると、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックスを繋いで作る冬のダイヤモンドを撮ることができます。とても広い星の並びですが、冬の撮影の鉄板構図と言える並びですので、挑戦してみてください。ちなみに、2022年の冬はこの冬のダイヤモンドの内側に火星がいて、より一層美しい光景を見ることができます。

星景撮影では空の広い範囲を写せる魚眼レンズが役に立つシーンが多い。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO・8mm(35mm判換算16mm)で撮影・絞りF1.8開放・8秒・ISO4000・WB蛍光灯・RAW+JPEG

022年は冬の星座と共に火星が輝く美しい光景を目にできる。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO・8mm(35mm判換算16mm)で撮影・絞りF1.8開放・8秒・ISO5000・WB蛍光灯・RAW+JPEG

オリオン座

一通り広角レンズで撮影をしたら、交換レンズをズームにしてオリオン座をクローズアップして撮影してみましょう。オリオン座の三つ星の下には、オリオン大星雲という見た目にも華やかな星雲があり、100mm程度の画角でも星雲の特徴を押さえた写真を撮ることができます。焦点距離を長くすればそれだけ大きく撮影できますが、ピントを合わせるのが難しくなったり、画面の中に収めることが難しくなります。また、同じ露光時間でも望遠であればあるほど星の流れが顕著になってしまうため、星を点で撮るための赤道儀が必要ということにもなってしまいます。まず初めて撮影に挑戦する方は、100mm程度の焦点距離で一枚綺麗に撮ることを目標にするのが良いでしょう。

星座の王者とも言えるオリオン座は場所問わず見つけることができる。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO・40mm(35mm判換算80mm)で撮影・絞りF2.8開放・40秒・ISO1250・WB蛍光灯・RAW+JPEG

三つ星のすぐ近くには馬頭星雲。その右下にはオリオン大星雲がある。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO・90mm(35mm判換算180mm)で撮影・絞りF2.8開放・30秒・ISO1000・WB蛍光灯・RAW+JPEG

オリオン大星雲はカメラレンズでも十分はっきりと撮影することができる。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO・150mm(35mm判換算300mm)で撮影・絞りF2.8開放・30秒・ISO1000・WB蛍光灯・RAW+JPEG

35mm判換算で600mm程度あれば、星雲の特徴をしっかり写すことができる。

【撮影データ】OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1・M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO・300mm(35mm判換算600mm)で撮影・絞りF4.0開放・60秒・ISO1600・WB蛍光灯・RAW+JPEG

カノープス

最後にご紹介するのは、りゅうこつ座のカノープスです。有名な星と比べるとあまり馴染みがないかもしれませんが、実は全天にある星の中で2番目に明るい星です。ただ北半球からでは、地平線の上ぎりぎりにある星なので、大気の影響を受け、本来の明るさで見ることは難しいです。なぜこの星を取り上げるかというと、カノープスには様々な逸話があるからです。最も有名なものは、古代中国からの言い伝えです。中国ではカノープスのことを「南極老人星」と呼び、見ることができれば長生きできると言われていました。長生きといえば、長寿延命の神様である七福神の一人「寿老人」はこのカノープスの化身と言われています。その他に、日本では「布良(めら)星」や「上総(かずさ)の和尚星」「土佐の横着星」など、地域ごとによって様々な呼び名があります。昇ってきたと思ったらすぐに沈んでしまう特徴的な見え方をするからこそ、このように色々なエピソードが作られたのかもしれませんね。そのカノープスですが、12月からは0時30分以降に南の空に見ることができます。この時間の地平線近くにはカノープス以外の明るい星はありませんので、よく晴れた日であればきっと見つけることができるでしょう。少しでもカノープスを強調させたい場合は、ソフトフィルターを使って星を滲ませて撮影するか、比較明合成という技法を使って星を線像にするのが良いでしょう。

地平線近くで赤く輝く星がカノープス。シリウスを頼りに探そう。

【撮影データ】SONY α7 Ⅲ・タムロン17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXD・26mmで撮影・絞りF2.8開放・20秒・ISO6400・WB蛍光灯・RAW+JPEG

南に行けば行くほどカノープスの高度が高くなるため、見つけやすくなる。

【撮影データ】SONY α7 Ⅲ・LAOWA 15mm F2 Zero-D・15mmで撮影・絞りF2.0開放・10秒・ISO400・WB蛍光灯・RAW+JPEG

カノープスを探すためには、南の空が開けている高台がおすすめだ。

【撮影データ】OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO・31mm(35mm判換算62mm)で撮影・絞りF2.8開放・10秒・ISO400・WB蛍光灯・RAW+JPEG 321コマ比較明合成

撮影機材と目安となる設定

はじめて星景写真を撮影するという方は、まず広角の明るいレンズを揃えるのが良いでしょう。おすすめは35mm判換算で24mm以下で、かつF値が2.8以下のレンズです。先ほどご紹介した冬の星座が集まっている領域を撮影する場合などは、さらに広角で15mm以下のレンズも必要になります。使用するカメラですが、私はミラーレスカメラをおすすめしています。それは、モニター上で構図を確認しやすいことと、星でのピント合わせがしやすいためです。私が使っているソニーやOM SYSTEMのミラーレスカメラには、夜間撮影用に暗い被写体を明るく表示してくれる機能もあるため、ストレスなく撮影することができます。また、撮影現場に行くまでの道中や、セッティングの際のカメラのボタン操作時などには灯りが必要になるため、ヘッドライトも必要です。私は、天体観測用に作られているヘッドライト(天体観測用ライト ビクセン SG-L02)を使用していますが、それ以外のライトを使用する際は灯りが漏れないよう配慮するか、つけている時間をなるべく短くするなどの気配りが大事です。

私は撮影地に行くまでの道中を明るく照らすためのライトと、手元の操作をするための暗いライトを使い分けている。

また、実際に撮影する際の目安となる露出設定ですが、空の明るさと撮影する被写体によって変わるものの、まずは以下の値を覚えておくのが良いでしょう。

●基本的な撮影設定
カメラモード M(マニュアル)
ピント方式 MF(マニュアルフォーカス)
ISO感度 1600
F値 開放値
シャッタースピード 15秒
ホワイトバランス 蛍光灯

一枚撮影した後は、撮った写真を再生してヒストグラムを表示し、明るさのピークが中心~やや左にくるように何回か撮影を繰り返すという流れになります。一度撮影すると分かりますが、星空と風景の両方を適正露出で撮影することは大変難しく、特に地上風景は暗くなってしまいがちです。そのため、作品を仕上げるためにはRAW現像の知識も必要になってきます。ただ最初は難しいことは考えず、一枚綺麗な星空が撮れるようになることを目標に色々な撮影地で撮影技術を磨いていくのが良いでしょう。

同じ志を持った仲間がいると、暗く過酷な星景写真撮影も楽しく行うことができる。

仲間と撮影に行く場合は、モデルになってもらい、星と一緒に撮影するのも楽しい。

まとめまずは一枚綺麗な星空が撮れるようになることを目標に色々な撮影地で撮影技術を磨いていきましょう♪

今回は冬の星空撮影についてまとめましたが、いかがでしたでしょうか?この記事を通して少しでも星空を撮ってみたいと思っていただければ幸いです。ご覧いただきありがとうございました!

山の上から車の軌跡と昇るオリオン座を撮影した。光跡をテーマに作品を残す場合は比較明合成という技術が必須になる。

【撮影データ】OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO・10mm(35mm判換算20mm)で撮影・絞りF4.0開放・15秒・ISO800・WB蛍光灯・RAW+JPEG・40コマを比較明合成

北山さんの使用機材

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡ
発売=2021年12月24日 生産終了品

OMデジタルソリューションズ OM SYSTEM OM-1
発売=2022年3月18日 詳しくはこちら

M.ZUIKO DIGITAL ED 8㎜ F1.8 FISHEYE PRO
発売=2015年6月26日 詳しくはこちら

M.ZUIKO DIGITAL ED 300㎜ F4.0 IS PRO
発売=2016年2月26日 詳しくはこちら

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40㎜ F2.8 PRO 発売=2013年11月29日
※Ⅰ型は取扱なし、Ⅱ型の販売サイトは以下
詳しくはこちら

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150㎜ F2.8 PRO
発売=2014年11月29日 詳しくはこちら

SONY α7 Ⅲ[ILCE-7M3]
発売=2018年3月23日 詳しくはこちら

SONY α7 Ⅳ[ILCE-7M4]
発売=2021年12月17日 詳しくはこちら

FE 14㎜ F1.8 GM[SEL14F18GM]
発売=2021年5月28日 詳しくはこちら

FE 20㎜ F1.8[SEL20F18G]
発売=2020年3月13日 詳しくはこちら

タムロン17-28mm F/2.8 Di Ⅲ RXD(Model A046)
発売=2019年7月25日 詳しくはこちら

LAOWA(ラオワ) 15mm F2 Zero-D
発売=2017年9月30日