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カメラの大林オンラインマガジン プロ写真家レビュー! 第一弾! フォトグラファー 星野佑佳 × 紅葉撮影

写真・文:星野佑佳/編集:合同会社PCT

星野佑佳の紅葉撮影完全マスター2022

地元である京都を拠点に、絶景を求めて日本全国の風景を独自の作風で撮影し続ける写真家、星野佑佳氏による紅葉撮影のハウツー記事をお届けします。 今回は特にこれからまさに本番を迎える関西圏の紅葉撮影攻略に役立つネタが満載。愛機と一緒に、あなただけの傑作をものにしよう♪

星野佑佳(ほしの・ゆか)
京都市生まれ。写真家・フォトエッセイスト。同志社大学法学部卒業。2000年から海外や日本全国を放浪しながら撮影を始める。2005年より地元である京都の風景や風物詩の撮影も手掛ける。近著に『京の祭と行事365日』(淡交社)がある。2011年からスタートした『風景写真』で旅をつづった連載に未発表の作品をプラスしたフォトエッセイ集『撮り旅』を刊行。 また、KBS京都で放映の情報番組「きらきん!」の京都通コーナーで京都案内人として「京都の絶景」を紹介(数カ月に一度の割合で、ロケの様子を2週連続放送)。

はじめにまだまだ遅くない!関西の紅葉シーズンはこれから

紅葉の季節が近づき、ワクワクと気持ちが昂ぶっている方も多いのではないでしょうか?
実は、日本の紅葉シーズンは、すでに9月から北の方で始まっており、11月半ばに関西の紅葉が色づくのは、紅葉前線の後半戦です。
つまり、ここを逃したら、紅葉の傑作は来年の秋までお預け。
失敗は許されません。
…ということで、はやる気持ちを抑えて、10分ほど、お時間を下さい。
紅葉の撮影に関する星野流チェックポイントを盛り込んだ、こちらの記事をご覧いただき、ぜひ、関西の秋本番に備えて、お役立て下さい。

天気をまめにチェックする天気次第で被写体(撮影場所)の選択も変わる!

紅葉の撮影に行こう!…という時にチェックするのがお天気。
私の場合、雨や曇りの日は、ほぼ一日中、撮影していますが、晴れている日の日中は、強いコントラストで白飛びや黒ツブレが起きやすく、画面も煩雑になりがちなので、朝夕をメインに撮影することが多いです。
また、晴れている日は、光線状態での違いが大きく出るので、それを意識して撮るようにしています。

お天気で被写体(撮影場所)の選択も変えています。
例えば、雨の日はしっとり濡れて発色のよい紅葉をターゲットに。
特に敷紅葉は情感が倍増するので、広角レンズで色んな角度や高さで撮りまくります。
曇りや雨だと、遠くにある被写体は、メリハリがつかず、印象が弱くなりがちなので、近くにある被写体を探します。
ただ、雨霧が出た場合は、その部分を望遠レンズで切り取り、あとで画像編集ソフトウェアの「カスミ除去」などで調整して、作品に仕上げることも。

晴れた日には、山の斜面の紅葉に光が当たっている部分を望遠レンズで切り取ったり、逆光で紅葉と太陽の光条を絡めて撮影したり。
晴れて風のない日は水面のリフレクション狙いで湖や池へ。
映り込みに最適な「紅葉に光、水面は陰」になる朝夕がお勧めです。
滝や川の流れを紅葉と絡めて撮る場合は、白飛びしにくい曇りの日に行くことが多いです。

普段から、「この場所は、こんなお天気が似合いそうだな」とイメージ作りをしておくのもいいですね。

(作例)

雨の敷き紅葉
【撮影データ】ニコンZ 7Ⅱ・NIKKOR Z 14-30㎜f/4S・14mmで撮影・絞りF11・4秒・-1.3EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG(京都・楊谷寺)

(作例)

晴れの山斜面
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 70-200㎜f/2.8E FL ED VR・98mmで撮影・絞りF8・1/125秒・-0.7EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG(滋賀・箱館山)

(作例)

雨霧(画像編集ソフトウェアの「カスミ除去」で調整済)
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 70-200㎜f/2.8E FL ED VR・125mmで撮影・絞りF11・1/8秒・-0.7EV補正・ISO100・WB晴天・RAW+JPEG(岐阜県・徳山ダム)

Adobe Lightroom「カスミ除去」の調整画面

光線を選ぶ撮ってみると全然違うイメージに、順光・逆光・半逆光を理解しよう♪

さあ、目的地に到着して、いよいよ紅葉の撮影です。
早速撮影… と、その前に、自分の立ち位置と、撮りたい紅葉の方向をチェックしましょう。
肉眼で見ていると、それほど感じないのですが、同じ紅葉でも、順光、逆光、半逆光と、光線の向きが違うだけで、撮ってみると全然違うイメージになるのです。

*順光(自分の背中側に太陽がある)…紅葉の色がベタっとしてしまいます。
肉眼で見ていると綺麗なのに、撮ってみるとイマイチ…という時に多いパターンです。
個人的には、あまりお勧めしない立ち位置です。
ただ、例外として、朝夕の太陽が低い位置にあり、赤い光が差し込んだ時は、紅葉の色に赤味が加わり、鮮やかさが増すのでお勧めです。

*逆光(自分の正面に太陽がある)…インパクトはあるけど、紅葉の色は出にくい。
逆光線の強さ、背景の処理で成否が大きく分かれる、難易度の高い立ち位置ですが、挑戦してみる価値はあり。 透過光をうまく生かせば、紅葉の色も美しく描写できます。
ゴーストフレアもできやすいので、ハレ切りなども必要です。
太陽の光条をファインダーに入れて撮る場合、一眼レフでファインダーを覗くと、目に悪いので注意してください。(モニター活用)
ミラーレスカメラなら、ファインダーでもモニターでも大丈夫です。
レンズメーカーにもよりますが、絞り混むと、光条の本数が増えます。

*半逆光~サイド光(斜め前~横方向から光が差す)…この光線方向が、紅葉の立体感が出て、色の再現も可能なので、一番作品にしやすいので、おすすめです。
PLフィルターの反射調整も効果的なので、角度を微調整したものを、何種何枚も撮っておきたいです。
立ち位置も、太陽が真横、斜め前など色々変えながら、ちょっとしつこめに撮っておきましょう。

3種の光線を生かした紅葉写真を作例でチェック(作例)

順光
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f/2.8G ED VR・70mmで撮影・絞りF8・1/40秒・-0.7EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG(京都・古知谷阿弥陀寺)

斜め後~横の斜光
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f2.8G ED VR・42mmで撮影・絞りF8・1/30秒・-0.7EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG(京都・古知谷阿弥陀寺)

横~半逆光
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f2.8G ED VR・70mmで撮影・絞りF11・1秒・-1.3EV補正・ISO100・WB晴天・RAW+JPEG(京都・古知谷阿弥陀寺)

ほぼ逆光
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f2.8G ED VR・50mmで撮影・絞りF8・1/2秒・-1.0EV補正・ISO100・WB晴天・RAW+JPEG(京都・古知谷阿弥陀寺)

葉っぱがきれいで色づきの良い紅葉を見つけたら、順光・逆光・半逆光その1、半逆光その2…と、立ち位置を変えながら、ぜひ、色々撮ってみてはいかがでしょう。

PLフィルターを使う紅葉撮影の必須アイテム、PLフィルター、PL&NDフィルターを活用しよう♪

紅葉撮影でぜひ使いたいアイテムが、PLフィルター。
葉っぱのテカリを調整し、紅葉の色を鮮やかにしてくれます。
コツは、テカリを取り過ぎず、ちょっと残す。
PLをぐるぐる回すと、テカる場所やテカリ具合が変わりますので、テカり全消去も含めて、何パターンか撮っておいて、あとでじっくり選定しましょう。

PLフィルターの注意点は、シャッター速度が遅くなること。
特に手持ち撮影や風のある時は、撮影画像にブレや揺れがないか、チェックをお忘れなく。

紅葉と水を絡めて撮る際にも、PLフィルターは必須。
水面への紅葉色の映り込みの調整だけでなく、水流をスローシャッターで羽衣様にするなど、表現の幅が広がります。
この時便利なのが、PLとNDが一緒になったフィルターです。
スローシャッターで雲海や雲を流したりするのにも重宝するので、一枚持っておくと便利です。

(PLフィルターの作例)





紅葉のテカリのON/OFFをチェック
写真上から順にOFF(テカリあり)、ON(ベストカット)、ON(強めに効かせた状態)
【撮影データ】(共通)ニコンD810・AF-S NIKKOR 70-200㎜f/2.8E FL ED VR・200mmで撮影・絞りF4.5・1/160秒・-1EV補正・ISO200・WB晴天・RAW+JPEG(滋賀県・朽木付近)

水面の映り込みを生かす
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 70-200㎜f/2.8E FL ED VR・86mmで撮影・絞りF16・0.8秒・ISO64・WB晴天・RAW+JPEG (滋賀県・朽木付近)

スローシャッターで滝の流れを生かす
【撮影データ】ニコンD850・AF-S NIKKOR 24-70㎜f/2.8 G ED VR・70mmで撮影・絞りF11・8秒・-0.7EV補正・ISO100・WB晴天・RAW+JPEG(岐阜県・徳山ダム)

マルミ光機のサーキュラーPLとNDを1枚に凝縮したハイブリッドフィルター。 
マルミ CREATION CPL/ND16 WR、CREATION CPL/ND32 WR CREATION CPL/ND64 WR

安心のニコン純正の高性能PLフィルターとNDフィルター。
(左)ニコン 円偏光フィルターⅡ 82mm
(右)ニコン ARCREST ND8 FILTER 82mm

カメラを選ぶ手ブレ補正の強力なミラーレスカメラがオススメ

関西で紅葉を撮る場合、どうしても撮り歩きスタイルが多くなると思います。
せっかく三脚を携帯しても、寺社などでは使えない場合もあり、邪魔になるだけのことも。そんな時は三脚を諦めて、手持ち撮影覚悟で手ブレ補正の強力なカメラを持っていきます。三脚がないだけでフットワークが軽くなり、色んな構図やアイデアに挑戦できるので、傑作につながるかも。もちろんカメラ自体も軽いに越したことはありません。
私は、手ブレ補正機能が充実したミラーレスカメラ・Nikon(ニコン) Z 7Ⅱを愛用しています。
コンパクトなサイズなので、リュックにしまわずに片手で持ち歩いて、気になる被写体を見つけたらマメに撮るようにしています。

車が横付けにできて、三脚を使える時は、Nikon(ニコン) Z 9を使います。
特に早朝や夕夜景は、ナイトモードで暗い景色でも明るく見ることができ、構図やピントを正確に確認できるのが便利です。

ニコンZ 7 Ⅱ 詳細はこちら

ニコンZ 9 詳細はこちら

紅葉ではないですが、紅葉撮影の時に撮った花手水です。手持ちで手を伸ばしてチルト画面を見ながら撮ったので、作例としてよいかと思い……(笑)。
【撮影データ】ニコンZ 7Ⅱ・NIKKOR Z 24-70㎜f/2.8 S・24㎜で撮影・絞りF5.6・1/10秒・ISO400・WB晴天・RAW+JPG・手持ち撮影(京都・楊谷寺)

レンズを選ぶ24-70mmの標準ズームレンズをメインに、広角側14mmくらいのレンズをサブに携行♪

皆さんは、紅葉撮影の時、どんなレンズを持っていかれますか?
私は関西では寺社などの紅葉を狙うことが多く、フットワークを軽くするため荷物は少なくしたいので、24-70mmのズーム域の標準レンズをメインに、敷紅葉などを撮る時に便利な広角側14mmくらいのレンズをサブに携行しています。

開放値の明るいレンズは嵩張りますが、ボケ味を出すためには欠かせないので、24-70㎜は開放値F2.8を。
前述の作例の敷き紅葉など、被写界深度を稼ぎたい時に多用し、ボケ味系にはあまり使わない広角レンズは、開放値F4のレンズを選ぶことが多いです。

車の近くで撮影できる場所では、望遠レンズもよく使います。
北海道や信州では、望遠レンズの稼働率の方が高いように思います。
望遠レンズは、切り取りはもちろん、並木などで圧縮効果を期待する時にも重宝します。
同じ並木道でも、広角レンズで近くから撮ると、一枚一枚の葉っぱの魅力(形、色など)は表現できますが、状況や立ち位置によっては、スカスカ感が出てしまうことがあります。
並木から少し離れた位置から、望遠レンズで切り撮った方が、ギュッと紅葉が詰まった感じに写すことができます。

NIKKOR Z 14-30㎜f/4 S 詳細はこちら

NIKKOR Z 24-70㎜ f/2.8 S 詳細はこちら

NIKKOR Z 70-200㎜ f/2.8 VR S 詳細はこちら

(作例)

紅葉の並木などの望遠
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 70-200㎜f/2.8E FL ED VR・200mmで撮影・絞りF16・1/13秒・ISO200・WB曇天・RAW+JPEG (滋賀県マキノ・メタセコイヤ並木道)

(比較作例)

同じ日に撮影した50mmで撮影した並木道
隙間をなくそうとがんばりましたが限界が……やっぱり望遠レンズで引っ張った方がボリューミーです。
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f/2.8G ED VR・50mmで撮影・絞りF11・1/40秒・-1.0EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG (滋賀県マキノ・メタセコイヤ並木道)

(作例)

【撮影データ】ニコンZ 7・NIKKOR Z 14-30㎜f/4S・14mmで撮影・絞りF11・1/4秒・-1.3EV補正・ISO64・WB晴天・RAW+JPEG(兵庫・圓覚山 宗鏡寺[沢庵寺])

(作例)

ボケ味を生かす
【撮影データ】ニコンD800E・AF-S NIKKOR 70-200㎜f/4G ED VR・185mmで撮影・絞りF4・1/160秒・-1.7EV補正・ISO800・WB晴天・RAW+JPEG(京都市)

構図寺社系ならではの紅葉撮影のオススメは「額縁構図」

見上げたり、見下ろしたり、紅葉の構図は色々ありますが、寺社系ならではの紅葉のお勧め構図は、「額縁構図」。
絵になると同時に、枝先の傷んだ葉っぱや白けた空を隠すこともできます。
額縁になる四隅のバランスは、真正面からだと難しく、斜めからの方が簡単です。

(作例)

額縁構図
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f/2.8G ED VR・24mmで撮影・絞りF8・1/50秒・-1.7EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG (奈良県・談山神社)

見上げ構図
【撮影データ】ニコンD810・AF-S NIKKOR 24-70㎜f/2.8G ED VR・24mmで撮影・絞りF8・1/160秒・+0.7EV補正・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG(京都・宇治)

見下ろし構図
【撮影データ】ニコンZ 7Ⅱ・NIKKOR Z 14-30㎜f/4S・14mmで撮影・絞りF5.6・1/6秒・-1.3EV補正・ISO1600・WB晴天・RAW+JPEG(京都・楊谷寺)

ライトアップ「ピークじゃない紅葉」も盛れる!

ライトアップされた紅葉のメリットは、最盛期はもちろん、「ピークじゃない紅葉」もきれいに撮れることです。
日中、「まだ紅葉には早かったな」とか「もう枯れちゃったな」という場合でも、ライトアップで見違えるほど魅力的に変身するから不思議です。
注意点はシャッター速度の確認。
機材の進化でスローシャッターによる手ブレに強くなり、手持ちで撮れる場合でも、移動する人や車、風による葉っぱの揺れなどの被写体ブレには注意です。

また、ライトアップの光源は様々で、ホワイトバランスの選択で印象が変わるので、自分好みの色の再現を試行錯誤してみてください。
私は、晴天、オート、蛍光灯、3000~4500KBあたりで、模索しています。

(作例)

ライトアップを生かす
【撮影データ】ニコンZ 7・NIKKOR Z 24-70㎜ f/4S・24mmで撮影・絞りF5.6・0.62秒・ISO400・WB晴天・RAW+JPEG(兵庫県・安国禅寺)

紅葉撮影地ガイド2022星野佑佳のお気に入り!関西圏のオススメ紅葉スポットはここだ!

関西から行きやすい撮影ポイントを想定した紅葉攻略法、いかがだったでしょうか?
カメラやレンズ、フィルター類など、機材の進化で、表現の幅はどんどん広くなっている今日この頃。ぜひ、2022年秋の紅葉撮影の参考にして頂ければ幸いです。
最後に、私のお気に入りの関西圏お勧めの紅葉スポットをご紹介します。

京都 楊谷寺色づきのよい紅葉が多く、仰ぎ紅葉、散紅葉と色んなアングルで撮れる。期間限定公開の上書院からは額縁構図も。紅葉の美しさはもちろん、境内各所に趣向をこらした花手水があるので、時間に余裕をもって訪れたい。



奈良 談山神社室内からの額縁構図はもちろん、釣り灯篭や十三重塔と紅葉を絡めたり、色んなバリエーションが撮れる。時間がある方は、通りを挟んだ高台から眺めるアングルもぜひ。



滋賀 マキノ・メタセコイヤの並木道大人気の場所でかなり混み合うため、早朝の訪問がお勧め。普通の紅葉より遅めに色づき、黄金色から茶色まで見頃は長めで、運が良ければ降雪と絡む年もある。



兵庫 安国禅寺燃えるように色づいたドウダンツツジを、室内から額縁構図で眺める光景は、感動的に美しい。参拝客が交代で縁側に座り、シルエットをアクセントにして、写真を撮り合うことも。普通の紅葉より少し早めの11月上旬に色づく。日中も美しいが、ライトアップはさらに魅力的。



大阪 ほしだ園地つり橋を渡りながら眺める紅葉の雄大さは関西随一。市街まで見渡せるので晴れた日がお勧め。しっかりした造りのつり橋だがそこそこ長いので、高所が苦手な方は心の準備を。駐車場からつり橋までは少し距離があるので、歩きやすい恰好で。



(作例)

大阪ほしだ園地
【撮影データ】ニコンZ 7・NIKKOR Z 24-70㎜f/4S・50㎜で撮影・絞り優先オート(絞りF11・1/60秒)・ISO200・-0.7EV補正・WB曇天・ピクチャーコントロール:オート

和歌山 高野山一帯10月下旬から11月上旬にかけて見頃になる、高野山一帯。この蛇腹道は早朝でも通り抜け可能な紅葉のトンネル。
奈良方面から高野竜神スカイラインを通って高野山へ向かうルートも紅葉がきれいだが、早朝は路面が凍結していることもあるので、道路状況を確認してください。

(作例)

和歌山高野山
【撮影データ】キヤノンEOS 5D MarkⅡ・EF24-70㎜F2.8 DSM・32㎜で撮影・絞りF13・1秒・-0・7EV補正・ISO200・WB曇り・RAW+JPEG

風景写真家 星野佑佳さんの主な撮影機材一眼レフからミラーレス機へ移行! 星野さん愛用の機材はコレだ!

現在、愛用する主な機材

ニコンZ 7 Ⅱ
発売=2020年12月11日 詳細はこちら

ニコンZ 7
発売=2018年9月28日 ※旧製品

ニコンZ 9
発売=2021年12月24日 詳細はこちら

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
発売=2020年10月30日 詳細はこちら

NIKKOR Z 14-30㎜f/4 S
発売=2019年4月19日 詳細はこちら

NIKKOR Z 24-70㎜ f/4 S
発売=2018年9月28日 詳細はこちら

NIKKOR Z 24-70㎜ f/2.8 S
発売=2019年4月19日 詳細はこちら

NIKKOR Z 70-200㎜ f/2.8 VR S
発売=2020年8月28日 詳細はこちら

以前まで愛用していた機材

ニコンD850
発売=2017年9月8日 詳細はこちら

ニコンD810
発売=2014年7月17日 ※旧製品

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR
発売=2015年10月22日 詳細はこちら

AF-S NIKKOR 70-200mm f2.8E FL ED VR
発売=2016年11月11日 詳細はこちら

AF-S NIKKOR 70-200mm f4G ED VR
発売=2012年11月29日 ※旧製品